数ヶ月前からSC-88Proが正常に鳴らずにノイズを吐き出す症状に悩まされていました。
例えば「ほおずきみたいに紅い魂」のmidiファイルを鳴らすとこんな感じ(音量注意です)。
もはや何が何やらわかりません。上から圧力をかけると治ったり治らなかったり......調子のいい時もあるので騙しだまし使っていたのですが、最近は症状がひどくなったため重い腰を上げて修理することにしました。
せっかくなので記録としてブログに残してみよう、という感じです。
調べてみると同じ症状の方がいて半田のクラックが問題らしい、ということなので分解していきます。
まず背面のネジ3本と側面のネジ4本を外し天板をとります。
そうするとメインの基板が見えてきます。今回修理する基板は更に下にあるのでメイン基板を持ち上げます。基板を固定してるネジ3本、背面のネジを4本取ると持ち上げられます。
アナログ基板を見るとなんだかコンデンサが寝ちゃったりしてますが液漏れなどは見当たらなかったので今回は何もいじりません。
アナログ基板の裏側を確認するためこちらもネジを外します。基板のネジ5本と背面のネジ4本を外せば持ち上がります。メイン基板の方は外すためにハーネスを弄らないといけないのですが、線を切ったりするのが怖かったのでそのまま外さずに作業しました。
そうするとアナログ基板の裏側が見えます。
半田のクラックがないか入念に確認してますが......それっぽいものは見当たりませんでした。仕方ないのでちょっと怪しいところを片っ端から半田付けし直していきます。
半田付けが終われば後は今までの手順と反対に組み上げて治ったか確認します。
結果は.......相変わらずノイズが鳴ったり鳴らなかったり。
うーむ半田のクラックではなかったのか......?と他の原因を考えて見るともう一枚のメイン基板の半田はどうだろう、と思い当たったので確認することに。
するとなんだか怪しいところがちょこちょこ見つかったのでこちらも半田付けし直します。
さー次こそはと再び組み上げて確認すると.......治りました!上から圧力をかけなくても正常に鳴りますし、圧力をかけてみても少し動かしたりしても大丈夫です。
よかった、と一安心。原因はメイン基板の半田クラックだったみたいですね。
そんな感じでSC-88Proを修理してみた、でした。ハチプロにはこれまでもお世話になりましたし、これからもメインで使っていきたいので大事にします。
今回修理するにあたって以下のサイトを参考にさせていただきました。
ごはんたべよ Roland SC-88Proの修理:電解コンデンサ交換
https://www.keshikan.net/gohantabeyo/?p=1365
それでは。